【人生観変わる】隠岐の極上リゾート「Entô エントウ」絶景ホテル宿泊記
こんにちは!温泉ソムリエeriです。
緑豊かな自然と海に囲まれた、島根県・隠岐諸島のホテル「Entô(エントウ)」に宿泊しました!まるで別世界に迷い込んだかのような非日常的な空間でした。今回は、Entôに宿泊したわたしが感じたホテルの魅力や客室のようす、ホテルレストランでの食事、アメニティなど詳しく紹介します♡ぜひ最後までご覧ください。
\ 2分半でサクッと知りたい方はこちら /
「地球にぽつん」がコンセプト
島根半島から北へ約80kmのところに位置している隠岐諸島。180もの島々からなり、有人島はわずか4つのみ。そのうちのひとつが今回宿泊したホテルがある「中ノ島」です。隠岐諸島は2013年に隠岐ユネスコ世界ジオパークに指定され、21年夏にEntôが誕生しました。
Entôの名前は「遠島(エントウ)」に由来しており、「遠く離れた島」を意味しています。
たどり着くまで本当に長かった…!(羽田空港を朝7時に出発してホテルに着いたのが13時過ぎ…笑)
Entô 客室を詳しく紹介します
Entôは本館と別館からなり、全部で36室あります。本館ロビーでチェックイン手続きを行い、今回泊まる別館へ移動します。
別館NEST ジュニアスイート
今回宿泊したのは別館NEST ジュニアスイートというお部屋です。部屋は68平方メートルととても広いです! 部屋は横長で、ベッドルームに隣接するテラスや浴室からも海を見渡せるようになっています。
テラス
テラスには2脚のチェアとテーブルが置いてあり、海風が心地よいです。のんびり海を眺めるのもよし、椅子に座ってぼーっとするのもよし!広いスペースなので、ヨガをするのにも最適です。(貸出品の中にヨガマットもありました!)
浴室・洗面台・トイレ
ベッドルームの隣にはバスルームがあり、トイレ・洗面台・シャワー・お風呂が全て同じ部屋にあります。
ブラインドを開けっぱなしにしておくと、お風呂もトイレも船から丸見えなので注意が必要 笑
アメニティ
アメニティはひと通り揃っていますが、クレンジングや化粧水などスキンケアセットは用意されていないため、持参する必要があります。
部屋に置いてある備品などいろいろ
ベッドの頭側にはカウンターテーブルがあり、椅子が2脚置かれています。座ると正面に海!このお部屋はどこにいても海が楽しめるのです。
カウンターの下には冷蔵庫や食器類などがあり、冷蔵庫の中は冷たいお水が用意されています。
また、コーヒーミル、ステンレスフィルタードリッパー、コーヒー豆も置かれています。豆は2杯分しかないので大事に飲みましょう。
ウェルカムフードは「キンニャモニャ饅頭」というお菓子で、隠岐民謡の「キンニャモニャ」にちなんで名付けられています。毎年8月には「キンニャモニャ祭り」が開催されているそうです。
カップは、海士町で陶芸家として活動している勇木史記さんの作品です。地元の特産物や文化に敬意を払い、積極的に取り入れる姿勢は素晴らしいなあと感じました。
夕食・朝食
夕朝食はホテル本館のレストラン「Entô Dining」を利用しました。とても美味しかった!地元の食材を使った料理や、手作りのパンなど素材の味を生かした料理が並んでいました。最高に美味しすぎて、絶対ここは利用するべきです!
館内施設
大浴場
本館には大浴場があります。別館NESTの宿泊者もこの大浴場を利用することができます。浴室は男女入れ替え制で、2種類のお風呂があります。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉です。大きなほうの大浴場からは窓の外に海を望むことが出来ます。残念ながら露天風呂はありませんでした。
売店・ショップ
宿泊中に立ち寄った本館の売店ショップでは嬉しい発見がいっぱいでした。お部屋でいただいた島根のお茶をはじめ、地元特産のお菓子やお土産などの買い物が楽しめます。また部屋で着用したパジャマも販売されていたので思わず手に取ってしまいました(!)
後に紹介する、海士町で生まれた「ライフイズラーニングカード」も販売されていて、滞在中ずうっと購入を検討していました笑。(オンラインでも購入できることがわかり保留に…!)
ジオラウンジ・ディスカバー
別館1階には「ジオラウンジ」という施設があります。宿泊者以外も無料で入場することが出来ます。こちらでは恐竜の化石などが展示されており、隠岐の成り立ちや島前3島の魅力などを学ぶことができます。
Entôで出来るアクティビティ
Entô Walk エントウウォーク
「Entô Walk」は、毎日16:00からジオパークの解説スタッフの方が、Entôや隠岐諸島について紹介してくださる無料のアクティビティです。予約は不要です。この日の参加者はわたし一人だけだったため、解説スタッフの方とマンツーマンで、ホテル周辺のビーチを散策しながら、海士町や隠岐諸島の成り立ちについて学びました。解説スタッフの方はヨーロッパ出身で現在は隣の島に暮らしている方でした。ここで生まれ育った方とはまた違う視点で海士町や隠岐諸島の魅力を聞くことが出来ました。スタッフの方とのお話でわたしは隠岐のことがもっと大好きになりました。迷っている方はぜひ、Entô Walkに参加してみて。
ライフイズラーニングカード
ホテルで貸し出しをしている「ライフイズラーニングカード」には、52枚のカードに問いが書かれています。このカードを使って、一つずつ問いを考えながら答えを導き出すことが出来ます。たとえば「生きること」や「働くこと」に対する自分の価値観を言語化することで、自分の思考パターンを探求し、新しい考え方や意識していなかった部分を発見できるかもしれません。このカードは、一人で楽しむのはもちろんですが、家族や友達と一緒に取り組んで色々な視点や意見を交換することも面白いと思います。
手紙を書いてみる
お部屋には、可愛らしいボックスが置いてありました。中身は、“書く”道具たち。わたしは書くことが大好きなので、書くアクティビティが用意されていたのがすごく嬉しかった! 隠岐の絶景ポストカードが入っていて、「ライフイズラーニングカード」の中にあった問いと答えを夫婦で書いて、お互いの名前宛で手紙を投函しました。
宿泊した感想
「ないものはない」便利なものが1つもないけれど今あるものに気づくことができる。
「ないものはない」これは海士町のキャッチフレーズです。
コンビニや映画館など便利なものは何もないし、Amazon配達や郵送物も都内より時間がかかる(と思います)。
「不便」は、暮らすこと・滞在することに対して一見ネガティブに感じるけれど、プラスに捉えることもできました。何もないからこそ「ある」もので楽しめることを発見すること、そして「ある」ものを大切にしたり、その価値を再確認することが出来ました。
このホテルに滞在して、自分の生活や生き方について考えるきっかけをもらったと感じました。たとえばホテルから見える海の眺めや美しい自然の中でのんびりと過ごしてみると、普段忙しい日常では見過ごしてしまうような、ホッとする時間の大切さ・大切な家族がいて健康でいること・好きなことをして生きていることなど、今まで「ある」にフォーカスしてこなかったけれど、大切なことに気づき、感謝する気持ちを持つことが出来ました。
地域の魅力を存分に楽しむ
地元の特産物を使った料理や地元の陶芸家が制作したカップを使用するなど、地域との結びつきを大切にしていて、そこがホテルの魅力だと感じました。また、スタッフの方々も地域に詳しく、親切に案内してくれたので、海士町の魅力を存分に楽しむことができました。全体的に、地域の文化や自然を大切にし、それを活かした設計やサービスが素晴らしいなあと感じました。
次は連泊したい!
今回の山陰旅行は鳥取砂丘&出雲大社がメインだったため、隠岐では1泊の滞在でした。隠岐諸島を満喫するには全然時間が足りませんでした!
飛行機からフェリーに乗り換えた「隠岐の島」で2時間、Entoがある「中ノ島」での滞在は13時〜翌日9時半頃まで。隠岐で連泊してもやることないかも…と心の奥底で思っていたけれど(ごめんなさい笑)全然遊べます!次はもっと余裕を持って、ホテルがある中ノ島だけでなく隣の島も満喫したいと思います。
気になる宿泊料金は?
1泊朝食付きプランで1人37,000円ちょっとくらいでした。
別途夕食オプションが一人6,000円ほど。