ココロを癒す「転地効果」とは?
大自然の中で散歩をしたり、大海原の露天風呂に身を置いたりすると「気持ちいい〜癒される〜!」という気持ちになり、「明日からまた頑張ろう!」と活力になりませんか?
この「気分転換」こそ「転地効果」なのです。
転地効果とは、日常生活を離れいつもと違う環境に身を置くことで、五感が刺激され、呼吸や消化などを司る自律神経の中枢に作用し、心身が元気になったり、リラックス効果が得られると言われています。
理想的な転地効果は100キロ以上離れた土地で4〜5日滞在することと言われていますが、
私は「いつもと違う環境に身を置く」「五感を刺激」に重きを置いて、私は近場の日帰り旅行でもかなり転地効果があるのではないのかなあと感じています。
視覚(絶景露天風呂・湯の色)
聴覚(自然の音)
触覚(手足を伸ばせる浴槽・湯の肌触り)
味覚(空気・飲泉)
嗅覚(香り)
の順番に温泉を紹介していきますね。
視覚(絶景露天風呂・ウッディな浴槽・湯の色)
海や空、青い色は私たちを興奮を鎮める効果があると言われています。ただボ〜ッと眺めてるだけでリラックスしたり睡眠の質を上げる効果もあるんだとか。寄せては返す波の音に癒されるのも大好きです。私は東京・宮城で育ち「生活の一部が海」という経験をしてこなかったので、たまに海へ行くとテンションが上がります。
こちらは東京にある「瀬音の湯」。草木から発せられるフィトンチッドという成分が心を癒すと言われています。
木で作られた浴槽もまた私の癒しの一つです。
聴覚:リラックスに深く関わりのある「1/fのゆらぎ」
「ザブーンザブーン」という波の音を聴いていると、不思議と心を癒される感覚になりませんか?
波の音のように規則的なようで不規則な「ゆらぎ」を「1/fのゆらぎ」といい、これを脳が感知することでα波が出てリラックス出来ると言われています。「1/fのゆらぎ」は他にも心臓の音、電車の揺れ、木漏れ日、ろうそくの炎のゆれ、鳥のさえずり、雨音、ホタルの光り方などがあります。
ぎゅうぎゅう詰め満員電車に疲れたり、仕事や学校など頑張っている方、人間関係などにストレスを感じている方は、心を癒し脳を休ませてあげてくださいね。
触覚:広い湯船・湯の肌触り
両手いっぱいにぐ〜っと伸ばしてもまだまだ余裕のある広い湯船って気持ちいいですよね。
とろみのある美容液のような温泉もまた「いつもと違う」感覚!
味覚:標高の高い場所での空気は美味しい!
標高が高くなればなるほど空気は美味しくなると思ってて、調べてみたら標高が高い場所は平地よりも空気の酸素濃度が低いため、心臓や肺は少ない酸素を効率よく取り込もうとして大きな負荷がかかり心肺機能アップに期待が持てるそうです。
嗅覚:香り
硫黄の香りや鉄の香りなど、温泉によって独特な匂いがありますよね。これも「いつもと違う」の一つ!私は草津温泉の香りが大好きで、訪れるといつもリフレッシュされます^^
いかがでしたか?
「いつもと違う環境に身を置くこと」「五感を刺激すること」が大切です。ぜひ温泉に浸かるときは、目の前に広がる景色や自然の音や匂いに集中して心や体をリラックスさせてあげてくださいね。なかなか温泉に行けない方は、転地効果とは少し違いますが「好きな香りのする入浴剤を利用すること」のもリフレッシュの一つです^^