ラドン温泉など放射性物質を含む「放射能泉」は身体に害はある?美肌効果は?

こんにちは、温泉ソムリエeriです☆
今日は温泉の話をひとつ。
温泉を分ける泉質の1つでもある「放射能泉」。
「危険なの?」「身体にいいの?」など
名前だけ聞くとちょっぴり“怖い”というイメージがありますよね><
それでも全国にはたくさんの放射能泉が点在しているわけで・・・。
果たして、放射能泉は身体にどのような影響を及ぼすのか。
コラムにしてまとめたいと思います☆
放射能泉って?
まずは聞き慣れない「放射能泉」とはいったいなんでしょう。
放射能泉とは、放射性物質である“ラドン”を8.25マッヘ以上/kg含有している温泉を指します。マッヘとはラドンの濃度を表す単位です。
この“ラドン”は温泉水の中に含有されていますが、湧出すると空気中に拡散します。さらに飲用や吸気などで体内に取り込まれても尿と一緒に排泄されてしまう、なんとも不思議な物質です。
ラドンは身体にいい?美肌効果は?
さて、この“ラドン”とは、美肌効果に期待が出来るのか?についてお話ししますね。
微量の放射性物質を含んだ温泉は、入浴・飲用・吸入(湯けむりを吸うこと)で体内に取り込まれると身体の中の細胞を刺激し活性化させます。細胞を刺激することで、血のめぐりがよくなり、新陳代謝が良くなったりといいことづくしです☆
放射能泉の泉質別適応症:痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病
放射能泉の1番効果的な入浴法は?
“ラドン”空気中に飛沫するため、吸入(湯けむりを吸うこと)が最も効果的とされているので、内湯でこもった室内で楽しめるといいですよね。さらに成分が失われやすいため、加温循環無しの100%源泉が理想的です^^
おまけ「ホルミシス効果」。
ホルミシス効果とは、ラドンの吸引などで適度な刺激を与えることでわざと活性酸素を発生させ、それに対抗する抗酸化作用を自らの体で生み出させることにより得られる様々な効果のことをいいます。
転用:富栖の里公式ホームページ
「ホルシミス効果」で似たような事例だと、例えば紫外線。
大量に浴びるとシミそばかすの要因となったり、最悪の場合皮膚がんのリスクが伴います。
しかし少量の紫外線を浴びることは実は身体にいいとされています。
日光浴という言葉をあるくらいですからね^^
朝太陽の光を浴びることで、体内リズムを整えたり、幸せホルモンのセロトニンが生成されたり、ビタミンDがつくられ、美肌にも効果があったり・・・と身体にもいいことがたくさん♪必ずしも紫外線は敵ではないんですね。
「放射能泉」は身体に害はあるか?のまとめ
このように、放射性物質(ラドン)を微量体内に取り込むことは、身体にいい!とされています。
(温泉に含まれるラドンは人体にほとんど影響がありません。by温泉ソムリエテキスト)
ただラドンなど、普段家で入浴するときには含まれない成分ですよね。
慣れない“ラドン”を体内に取り込むことによって、身体がびっくりして湯疲れしやすい温泉です。入浴時間などは身体と相談してラドン温泉を楽しんでくださいね^^
参考文献:温泉ソムリエテキスト(温泉ソムリエ協会)