冬の入浴で気をつけること、基本の3か条
雪国の温泉旅行は美しい雪景色と温泉の贅沢な時間が楽しめる一方で、冬季ならではの入浴マナーにも注意が必要です。寒い季節だからこそ、心地よく温まりながら安全に温泉を楽しむために知っておきたいポイントをご紹介します。
寒くても、まずかけ湯から!
寒冷地の温泉地では、外気温が非常に低いため、急激な温度変化が体に負担をかける可能性があります。これを防ぐために、かけ湯を行い、体を徐々に温めていくことが大切です。
温泉地では露天風呂や足湯など外気に触れるシーンが多いです。これらに入る前にかけ湯をすることで、外気にさらされながらも体調を崩しにくくなります。かけ湯は足元から始め、徐々に上半身に移行していくのが良いです。これにより、全身が均等に温まり、血行も促進されます。
温泉の温度に慣れる 急に熱い湯船に入ると、体が驚いてしまいます。かけ湯を行うことで、温泉の温度に徐々に慣れ、入浴中の心地よさをより感じることができます。
かけ湯の目安は、体が「入浴している?」と勘違いするくらいの時間です。急いでいる時でも、この手順を怠らずに行いましょう。十分に温まったら、ゆっくりと湯船に浸かりましょう。
これらのかけ湯のポイントを押さえ、温泉旅行をより安全で心地よいものにしましょう。冬の雪国温泉での楽しいひとときをお過ごしください。
入浴前の水分補給!
冬の雪国温泉で安全かつ心地よく入浴するために、重要なのが「入浴前の水分補給」です。寒冷地では体が冷えやすく、湯船に浸かることで体内の水分が失われやすくなります。そこで、以下のポイントを押さえて、快適で健康的な温泉入浴を楽しみましょう。
温泉入浴中も体は水分を消費します。入浴前に十分な水分補給を行い、脱水状態を防ぎましょう。血液がドロドロの状態だと、入浴中に血行が改善されることで血液が詰まりやすくなります。水分補給によって血液をサラサラに保ち、冷えやすい季節でも安心して温泉を楽しめます。また、緑茶も良い選択です。緑茶に含まれるビタミンCは、湯あたりを防ぐと言われています。入浴前の水分補給を心がければ、冬の雪国温泉で心地よい入浴を楽しむことができます。温泉の効能を最大限に引き出し、健やかな冬の温泉旅行をお楽しみください。
湯船から出るときは、ゆっくり!
寒冷な雪国での温泉入浴は至福のひとときですが、注意が必要なのが湯船から上がる際の立ちくらみです。お風呂上がりに起こる立ちくらみは、急激な体位の変化によって血液循環が乱れ、脳に十分な酸素や栄養が供給されないことが原因です。
そこで、冬の雪国温泉で安全にお風呂を楽しむためのポイント、「湯船から出るときは、ゆっくり!」についてお伝えします。
立ちくらみを防止するためには、ゆっくり行動すること!!
「さあ、湯船から出よう」と思ったら、まずは
- 全身浴:肩まで湯船に浸かります。この状態で体を慣らし、徐々に立ち上がる準備を整えます。
- 半身浴:次におへそまで湯船に浸かります。ゆっくりとした動きで、身体の血液循環を安定させます。
- 足湯の状態:さらに足まで湯船に浸かります。ここでゆっくりとした呼吸を心掛け、立ち上がる準備を整えます。
- 最後にゆっくり出る: 最終的に湯船からゆっくりと出ます。急な立ち上がりを避け、身体への負担を最小限にします。
このような工程を踏むことで、立ちくらみのリスクを軽減し、安心して温泉を楽しむことができます。「少しずつ」「ゆっくり」お風呂から上がることがポイントです。
正しい入浴法で、冬も温泉を楽しみましょう!
寒さ厳しい雪国温泉で、冬の入浴を心ゆくまで楽しむための大切なマナーをお伝えしました。これらのポイントを押さえ、温泉の贅沢なひとときを心地よく過ごしてください。冷えた体を温泉の恵みで癒し、美肌や健康に磨きをかけることができます。雪見露天風呂や雪国ならではの風情を満喫しながら、冬の温泉旅行をお楽しみください。安全で快適な温泉ライフをお過ごしいただければ幸いです。