温泉ソムリエ分析書マスターとは?セミナー受講レポート
こんにちは!温泉ソムリエeriです。
数ヶ月ぶりに温泉セミナーへ行ってきました♪
今回受講したのは【温泉ソムリエ分析書マスター】という、いわゆる「温泉分析書」に特化したセミナーです。
温泉ソムリエ分析書マスター・講座概要
受講日:2018年12月19日(水)12時50分~17時00分
開催場所:表参道・新潟館ネスパス3階特設会場
受講料:12,960円
講師:温泉ソムリエ協会家元 遠間和広氏
温泉ソムリエ分析書マスターの講座内容とは?
会場は、表参道・新潟館ネスパス。
2013年12月に、同じ場所で『温泉ソムリエ』の講座を受講したので、懐かしく感慨深い会場です。
こちらは、本日の教材。『温泉ソムリエテキスト』は毎回の講座で、アップデートされたテキストをいただけるので、我が家には数冊あります笑
1番最初のテキストから比べると倍くらい厚くなった気がします。
最初の10分間は、平成26年7月に改定された【】について。
改定前と改定後、何がどう変わったのか?を教えていただきました。
- 禁忌事項から「妊娠中」がなくなったこと
- 適応症に「心を癒される」ことが追記されたこと
- 泉質が10種類になったこと など
さて、講座スタートです。
前半は【泉質名のつき方】について学びました。
どの成分がどのくらい含まれると「温泉」と呼ばれるのか、成分表からどのように泉質名がつけられているのか・・・など、細かく教えていただきました。
「温泉ソムリエ」の資格は、受講対象者が幅広く“温泉を楽しむこと”に特化した内容だったのに対して、
今回の「分析書セミナー」は明らかにグレードアップした内容!
ざっとメモをまとめると、
・1番硫黄成分が含まれるのは万座温泉・ホテル聚楽。(286mg/kg)←基準値の約150倍!
長湯すると温泉力に負けて湯当たりするので注意が必要。
(湯あたり防止のビタミンCを摂取か、少しずつ硫黄成分が含まれる温泉に入り体を慣らしていく。
・ひらゆの森は1.98mgで温泉法によると硫黄泉ではないが、ほぼ硫黄泉と言える。
・分析は浴槽で測るよう指導をされているが守っている施設はほとんどない
・角質のタンパク質と温泉成分が結びついて3時間以上は効果を持続している
・泉温の「分析時の気温」は参考程度に見れば良い
・法改定後の泉質名は「〜温泉」か「〜冷鉱泉」となる
・泉質名のつき方は陽イオン:イオンを外す
・ーはダッシュ。ハイフンではない。
・ーは取るに足らない、記載なしは不検出。
・5,000mg〜15,000mgは湯当たりしやすい
・赤倉温泉は隠れ塩化物線!
・溶存物質1,378mgは低張性ではあるが硫黄成分が含まれているので肌に優しいとはいえない。
・溶存物質750mgは、入浴剤5個分
(入浴剤は150mg/kgと考える)
・熱海:ナトリウム塩化物泉→塩化ナトリウム
赤倉:石膏泉
嬉野:ナトリウム炭酸水素塩泉→炭酸ナトリウム
・陽イオンと陰イオンのミリバル数は同じになる
前半はひたすら家元の授業を聞くスタイルだったのに対し、
後半はイエローのテキストの問題集を解きました!
これがめちゃくちゃ楽しくて!
色々な温泉地の分析書が載ってるんだけど「泉質名」の部分が黒塗りで隠されてあって、
分析書を見ながら、この温泉の泉質名を答えなさい
という問題がたくさん載っているのです。
温泉分析書マニアの私にとって、
これほど至福な授業はあるでしょうか…!!
感想
何回も温泉関係の資格やセミナーなどを受講しましたが、今回が1番内容が面白かったです。
内容が難しい場面もありましたが、私が学びたかったことってこういうこと!
温泉好きの方や「温泉ソムリエ」の資格じゃ少し物足りないなあと感じている方は、是非受けてみてくださいね。
気になる方はこちらから☆
[sanko href=”https://www.onsenhyakkaten.com/sommelier/seminar/” title=”公式ホームページ” site=”温泉百貨店”]