草津温泉の共同浴場は観光客も入浴可能?私のお気に入りの共同浴場も紹介します!【群馬県】
こんにちは、温泉ソムリエeriです☆
先日、大好きな草津温泉を訪れました。皆さん、共同浴場ってご存知ですか? 地元に住んでいる方が生活の湯として使っている共同浴場へ行ってきたのでブログ記事としてご紹介していきます!
- そもそも、「共同浴場」とは?
- 他16か所の共同浴場は観光客の入浴禁止なのか?
- 草津温泉共同浴場を紹介します
- バスターミナル近く!こじんまりとした『千歳の湯』
- 住宅地にある、湯舟の木目が見惚れるほどの美しい『喜美の湯』
- 熱すぎずちょうどよい温度!『翁の湯』
- 湯畑から最も近い!ワイルドな形の湯舟『関乃湯』
- 美しい湯殿と好アクセスが◎一度は拝みたい『瑠璃の湯』
- キツい坂道を上った先に!地元民太鼓判の『長寿の湯』
- 広い湯舟でのんびり快適。道路沿いにある『巽の湯』
- 希少な西の河原源泉!裏通りにひっそり佇む『凪の湯』
- 湯畑から離れた団地の中にある『長栄の湯』
- こぶしの湯
- 私のお気に入りの草津温泉共同浴場はここです
- 大好きな「白旗の湯」の入浴法をご紹介します。
そもそも、「共同浴場」とは?
共同浴場とは、地元の人々が管理する浴場です。自宅へ源泉を引いていない家もある為、生活の湯として利用されています。1700年頃、街の共同浴場は5箇所だったそうで、1855年に15箇所と言われている(御座の湯、熱の湯、脚気の湯、綿の湯、松の湯、千代の湯、地蔵の湯、鷲の湯、とみの湯、煮川の湯、白寿の湯、玉の湯、瑠璃の湯、凪の湯)、1866年にはさらに5箇所(笠の湯、ふちの湯、金比羅の湯、君子の湯、百里の湯)加わったと言われています。
2019年現在、草津温泉には19か所の共同浴場があります。
数年前までは観光客も利用が出来ました。
しかし「大声を出す」「備品を盗む」などの観光客の入浴マナーの悪さが目立ち、現在は観光客が利用出来る施設は『白旗の湯』『千代の湯』『地蔵の湯』の3箇所のみとなりました。
※観光協会公式HPに掲載がある温泉
他16か所の共同浴場は観光客の入浴禁止なのか?
では、『白旗の湯』『千代の湯』『地蔵の湯』以外の他16か所の共同浴場は観光客の入浴禁止なのでしょうか?観光協会・町役場それぞれ問い合わせてみました。
草津温泉観光協会の回答
観光協会が草津の観光資源として情報提供できるものは、『白旗の湯』『千代の湯』『地蔵の湯』のみとなっているのでトラブルを避けるため観光協会としては他施設の入浴を、協会側から「いいですよ」などとすすめていません
草津町役場の回答
共同浴場は町で管理しておらず、それぞれの区の皆さんが管理しているものとなっています。
草津温泉には「もらい湯」という文化がありますので、もらい湯の精神を持って基本的な入浴マナーを守っていただければ、区の皆さんも「入っちゃダメ」などと言わないと思いますよ。
※区・・・草津町の中に分けられた区域のこと
共同浴場は観光客の入浴禁止なのか?の答え
つまり、もらい湯の精神を持って基本的な入浴マナーを守り、かつトラブルにならぬよう感謝の気持ちと町民の方への最大限の配慮を忘れずに入浴すれば「入浴は可能」ということです!!
草津温泉共同浴場を紹介します
気持ちも晴れやかになったところで、草津温泉共同浴場を紹介します! 異なる源泉を使用している浴場もありますので貰い湯の精神を忘れずに入浴できる方のみ、行ってみてくださいね。
バスターミナル近く!こじんまりとした『千歳の湯』
バスターミナル近くの千歳の湯は、目覚めの一湯らしく気持ちがシャッキリ!高すぎない心地よい湯温でした。
『千歳の湯』の場所は、湯畑からバスターミナルまで坂を上り、信号をそのまま直線。右手にバスターミナルを見ながらまっすぐ進むと、右手に豆腐屋さん『喜久屋』さんが見えて来ます。
豆腐屋さん『喜久屋』を過ぎると、右手に『千歳の湯』が見えてくるので、角を曲がって到着です。
『千歳の湯』の泉質は、湯畑でぽこぽこっと湧いている湯畑源泉を使用。
毎分400リットル以上湧き出る温泉を、湯桶を通って自然に冷まし各浴場へ運ばれています☆
比較的こじんまりとしていて、過ごしやすい。一緒になった地元の方とお話しました^^
[rate title=”温泉の評価”]
[value 3.5]場所が分かりやすい度[/value]
[value 3]湯殿の美しい度[/value]
[value 3.5]また行きたい度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value][/rate]
住宅地にある、湯舟の木目が見惚れるほどの美しい『喜美の湯』
木目の湯舟が何とも言えない美しさ。のんびりと浸かっていたい(けど熱いのでそうもいかない)
『喜美の湯』の場所は、少しわかりにくくて湯畑からバスターミナルまで坂道を登り、信号を右手に進み大きい道路の道なりに進みます。左側に群馬銀行が見えてくるので群馬銀行を過ぎたら左手に曲がります。まっすぐ進むと左側にカラオケの看板が見えて、すぐを右に曲がります!まっすぐ進むと、カフェがありますので過ぎたら右に曲がります。
人のおうちにような道ですが、自分を信じて進むと『喜美の湯』があります。
『喜美の湯』の泉質は、湯畑でぽこぽこっと湧いている湯畑源泉を使用。毎分400リットル以上湧き出る温泉を、湯桶を通って自然に冷まし各浴場へ運ばれています☆
柔らかな印象のある、木でつくられた廊下を進みます。
美しい・・・!その一言に尽きます。太い木目調の木の湯舟。溢れ出る温泉。湯膜をはった美しい温泉・・・。
個人的にかなり好みです。
[rate title=”温泉の評価”]
[value 3.5]場所が分かりやすい度[/value]
[value 5]湯殿の美しい度[/value]
[value 5]また行きたい度[/value]
[value 5 end]総合評価[/value][/rate]
熱すぎずちょうどよい温度!『翁の湯』
他の浴場と異なり外観が大きく今風!温度も入りやすくて気持ちよかった!
『翁の湯』は少しわかりにくいところにあります☆湯畑から向かうと、西の河原通りを西の河原公園方面に進み、長寿屋というおまんじゅうを無料配布しているおまんじゅう屋さんを右手に見えたら、左側の細い道をのぼってゆきます。高級旅館『望雲』を過ぎると、突き当たりに『翁の湯』があります☆
『翁の湯』の泉質は、湯畑でぽこぽこっと湧いている湯畑源泉を使用。毎分400リットル以上湧き出る温泉を、湯桶を通って自然に冷まし各浴場へ運ばれています☆
お湯がさらりとしてて、入りやすい温度でした☆
[rate title=”温泉の評価”]
[value 3.5]場所が分かりやすい度[/value]
[value 4]湯殿の美しい度[/value]
[value 4]また行きたい度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value][/rate]
湯畑から最も近い!ワイルドな形の湯舟『関乃湯』
人気蕎麦店の目の前にある関の湯。入ってすぐ「わ、わ、ワイルド!!!」と声をもらしたほど小さな(小さいだけでなく形が!!)定員3名までの湯船です。『関の湯』は、湯畑から焼肉吾妻の角をまっすぐ進むと、左手に見えて来ます。向かいに行列のお蕎麦屋さんがありますのですぐに見つけられると思います!
『関乃湯』の泉質は、湯畑でぽこぽこっと湧いている湯畑源泉を使用。毎分400リットル以上湧き出る温泉を、湯桶を通って自然に冷まし各浴場へ運ばれています☆
定員は3名。
ワイルドな形の『関乃湯』。こじんまりとした形が独泉出来て気持ちがいい。
[rate title=”温泉の評価”]
[value 5]場所が分かりやすい度[/value]
[value 3]湯殿の美しい度[/value]
[value 3]また行きたい度[/value]
[value 3 end]総合評価[/value][/rate]
美しい湯殿と好アクセスが◎一度は拝みたい『瑠璃の湯』
湯畑からバスターミナルに向かう道にある瑠璃の湯は美しい白壁がスタイリッシュで見惚れた。ああ、本当素敵。
『瑠璃の湯』は、湯畑から草津温泉バスターミナルまでの坂道を登った途中に、右手に見えて来ます。比較的わかりやすい場所です☆
『瑠璃の湯』の泉質は、湯畑でぽこぽこっと湧いている湯畑源泉を使用。毎分400リットル以上湧き出る温泉を、湯桶を通って自然に冷まし各浴場へ運ばれています☆
白いコンクリートのような壁面と湯舟。きれいに湯膜をはった温泉は熱いけど共同浴場の中では頑張れる温度。
[rate title=”温泉の評価”]
[value 5]場所が分かりやすい度[/value]
[value 5]湯殿の美しい度[/value]
[value 5]また行きたい度[/value]
[value 5 end]総合評価[/value][/rate]
キツい坂道を上った先に!地元民太鼓判の『長寿の湯』
湯畑からこの通りを進み直進します。
直進すると突き当たるので左に進むと、すぐに写真(下)のような坂道が右手にあるので進みます。「居酒屋源氏」の前の道です!
坂道をぐんぐん道なりに進み、
左側に共同浴場『長寿の湯』があります☆
『瑠璃の湯』の泉質は、湯畑でぽこぽこっと湧いている湯畑源泉を使用。毎分400リットル以上湧き出る温泉を、湯桶を通って自然に冷まし各浴場へ運ばれています☆
ちょうどよい広さになみなみ注がれる源泉。地元の方のお話だと「ここは本当にいい!」と太鼓判!!
熱いけど熱いけど、いい湯をいただきました!
[rate title=”温泉の評価”]
[value 3]場所が分かりやすい度[/value]
[value 4]湯殿の美しい度[/value]
[value 3]また行きたい度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value][/rate]
広い湯舟でのんびり快適。道路沿いにある『巽の湯』
大きな通り沿いにある巽の湯は車通りがあるので注意が必要。
巽の湯は湯畑から少し距離があるので私が行った道で紹介しますね。
湯畑から老舗旅館の並ぶ通りを進み、大滝の湯を目指して行き、入り口まで来たら入らずに右手へ。
まっすぐ進み住宅街の中を右手へ。
突き当たりの右側の角にあります。
L字型になっています☆広めで快適です!
ちょうどここから湯があふれでています。
人も少なくのんびりできました!
[rate title=”温泉の評価”]
[value 4]場所が分かりやすい度[/value]
[value 5]湯殿の美しい度[/value]
[value 4]また行きたい度[/value]
[value 4 end]総合評価[/value][/rate]
希少な西の河原源泉!裏通りにひっそり佇む『凪の湯』
西の河原通りに面する店舗の裏?にある凪の湯は半地下になってて恐る恐る入湯。激熱でまともにはいってられませんが独泉出来てきもちよかった!
とても分かりにくい場所にあり(笑、湯畑から西の河原公園へ目指す道を進み、おまんじゅうを配っている長寿屋さんの手前の『手染め手作り 吉田屋』さんを右手に!(人様の敷地なのかな?と一度思います)すると左手に見えて来ます。入り口は建物の地下にあります!電気は中に入ってすぐ左手に。
『凪の湯』の泉質は、珍しい西の河原源泉を使用しています。西の河原公園で湧出する温泉で、旅館にも供給されているところが少ないので希少です。うれしいな^^
比較的柔らかめの温泉で、刺激も少なく入りやすい!^^温度も高すぎず。
(私が訪れたときは激熱というほどでもなく…だったけど、普段は激熱で加水しても入れないくらいらしい!!)
[rate title=”温泉の評価”]
[value 3]場所が分かりやすい度[/value]
[value 3]湯殿の美しい度[/value]
[value 3]また行きたい度[/value]
[value 3 end]総合評価[/value][/rate]
湯畑から離れた団地の中にある『長栄の湯』
未湯のため、場所のみです。もんのすごーーく探しました!!(笑
湯畑からこの通りを進み直進します。
直進すると突き当たるので左に進むと、すぐに写真(下)のような坂道が右手にあるので進みます。「居酒屋源氏」の前の道です!
坂道をぐんぐん道なりに進み、
左側に共同浴場『長寿の湯』があり、通過。
さらにまっすぐ進み、団地の中を右手に進みます。
この右側に見える建物です!
看板が小さい!!!(笑。万代鉱源泉だそうです。
[rate title=”温泉の評価”]
[value 1]場所が分かりやすい度[/value]
[value 0]湯殿の美しい度[/value]
[value 0]また行きたい度[/value]
[value 0 end]総合評価[/value][/rate]
※未湯のため評価は控えさせていただきます。
こぶしの湯
草津温泉の中心・湯畑からちょっと遠くまでお散歩へ。昭和区と呼ばれるこのエリアは湯畑から歩いて20分ほど。草津温泉には共同浴場が19カ所ありますが、こぶしの湯は18番目に出来たそう。
ここは半露天風呂風でちょこっとしたお庭もあって可愛らしい。注がれるのは草津温泉で最も熱いといわれる万代鉱源泉。もちろん激アツだけど窓から入ってくる風が気持ちよくてこの熱さがやみつき、入って出てを繰り返し。
周りにはお花がたくさん植えられていて桜も満開。地元の方々に愛されてるんだなあと感じました。
▼観光客利用可能時間
11:30~15:00、21:00~翌9:00
私のお気に入りの草津温泉共同浴場はここです
地元の方と触れ合えた大賞
『白旗の湯』『翁の湯』
内装が美しいで賞
『瑠璃の湯』『喜美の湯』
見つにくく穴場すぎるで賞
『長栄の湯』『凪の湯』
総合大賞
『瑠璃の湯』『白旗の湯』
大好きな「白旗の湯」の入浴法をご紹介します。
草津温泉の共同浴場の中でも、熱い温泉として知られている「白旗の湯」。湯畑0分と立地がいいのでひっきりなしに観光客の方も訪れます。
“熱くて入れない!”“長湯したのに温まらない!”と帰られてる方も多くて、その光景を見るたびにいたたまれない気持ちになります。そんな方はぜひ試してみていただきたい入浴法があります。(無理はしないでくださいね)
この入浴法は、何年も前に温泉でご一緒した地元にお住まいのおばあちゃんに教えていただいたもの。実際は私も半信半疑で、誰にも教えることなく早数年…。何度も試して、どの季節でも(特に冬)オススメだなー、独り占めするのはもったいないなーと思ったので今回書くことにしました。
ただ、地元のおばあちゃんがおっしゃっていたので、全員に当てはまるとか、医学的に基づいて…とかではありません。
①まずは、かけ湯をかけ湯をしましょう。
冬場は特に体が冷えて血管が収縮しているので、かけ湯をせずに入浴してしまうと事故の元です。足元からお湯をかけて、少しずつ温度に慣れていきましょう。肩からかけられるくらいになったら入浴です。
②湯面を揺らさぬよう、静かに肩まで浸かりましょう。
湯面を揺らすことのないように、静かにそーっと足元から入浴し、肩まで浸かってください。めちゃくちゃ熱いです。熱いけど、じっと耐えて。
③肩まで浸かって30秒経過したら、ゆっくり静かに出ましょう。
出るときも湯面を揺らさないようにそーっと。
④湯船の淵で30秒休憩しましょう。
お湯から体全体が出たら、湯船の外に座って30秒体を休ませます。
⑤30秒浸かる→30秒休憩を合計3セット。(ご自身の体と相談してくださいね)
3ラウンド目になると、熱さが心地よく感じます。私は「細胞にまで温泉成分が届ききっている~」という感覚になります笑。
⑥ポンポンとタオルを当てるように体を拭く。
3セット出来たら、湯船から上がりタオルで体を拭きます。成分が強い温泉なので、体を傷つけることないようゴシゴシ拭くのはNG。ポンポンとタオルを当てるように、体を拭いてくださいね。
⑦体の芯から温まったように感じませんか?
雪降る冬にも試したことがあるのですが、さっきまでガクガク震えていた身体が白旗の湯の3分入浴法でぽっかぽか!寒さ知らずになりました!
草津温泉「白旗の湯」へ行く方はぜひ試していただきたいと思います。