温泉コラム

色付き温泉は、湧き出るときは無色透明だった!?

温泉ソムリエeri
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こんにちは^^
温泉ソムリエeriです☆

日本の温泉の中には、ゴールドの温泉やエメラルドグリーンの温泉があって、視覚で楽しむことの出来る温泉が多く、にごり湯の温泉に浸かると「いい温泉に来たなあ〜」とリフレッシュ出来ますよね。

その“色付き温泉”も、基本的には湧き出たときは無色透明って知ってましたか!?

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何故、温泉に色がつくのか?

温泉は、基本的に湧出するときは無色透明です。

湧き出た温泉の含まれる成分が空気が触れるなど酸化することによって、成分の分子構造が変わります。

この分子の性質に応じた光の反射によって温泉に色が付いているように見えるということです。

にごり湯/色付きが楽しめる温泉

それでは、全国の色付き温泉を紹介します☆

茶褐色の温泉の温泉はどこにある?

鉄分を含む温泉に多く見られ、鉄分が少ないと「緑」、多くなるにつれ「黄色」「茶褐色(赤)」と変化します。
伊香保温泉にある横手館(群馬県)は、ゴールドに近い黄色!やや多い鉄分が含まれているんですね^^

写真:伊香保温泉 横手館/群馬県

うす緑色の温泉はどこにある?

エメラルドグリーンの温泉は、宮城県の鳴子温泉郷にある西多賀旅館が思い出深く、きれいな緑色の浴槽に感動しました☆


写真:鳴子温泉郷 西多賀旅館/宮城県

乳白色の温泉はどこにある?

乳白色の温泉は、私も大好きで万座温泉(群馬県)、高湯温泉(福島県)、蔵王温泉(山形県)などが人気の温泉スポットです☆


写真:蔵王温泉大平ホテル/山形県

わざと、色を付ける温泉もある!

温泉の成分が酸化することで、色が付いたようにみえるとお話しましたが、言い換えると無色透明に近いほうが新鮮な温泉とも言えます。

逆に!わざと酸化させる温泉もあります。

代表例が…草津温泉の湯もみ(群馬県)

群馬県草津町にある、草津温泉。
草津温泉は源泉温度も高いので、温泉に入りやすい温度にするために「板でお湯を揉む=湯もみ」という伝統の入浴法があります。湯もみをすることで、温度が下がり(酸化されて)白く濁った色の温泉となります。

これは、温度を下げるためだけではなく、元々刺激の強い草津の湯を、お湯を揉み、柔らかくして、刺激をおさえ入浴しやすくするためでもあります☆

まとめ

色付き温泉は、普段自宅で入浴している家庭用浴槽とは違い、「温泉に来た!」と非日常が味わうことが出来ます。これを「転地効果」と呼び、五感が刺激を受け自律神経の中枢に作用する為、ストレス解消や精神疲労に効果的です☆

是非、心も身体もリラックスして、温泉を楽しんでください。

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ABOUT ME
温泉ソムリエeri
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温泉美容家
温泉美容家。学生時代の草津温泉訪れがきっかけで、温泉の魅力に魅了され、全国の温泉を巡るようになる。2013年には「温泉ソムリエ」の資格を取得し、2016年に美容温泉情報を発信する『美肌温泉手帖』を創設。美容専門学校でエステティックを学び、「温泉×美容」の可能性に注目。美容効果や入浴方法、泉質に基づくおすすめの湯めぐり方法など、幅広い知識を有する。ブログでは「肌がよろこぶ、温泉のえらびかた」をテーマに、各地の美容温泉や美容情報を発信。読者の温泉選びを楽しく、美容効果を引き立てる手助けを提供している。
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