草津温泉で「温泉観光士」という資格を取得しました!
みなさん、こんにちは!温泉ソムリエeriです。
今回は、私の夢が叶った喜びを報告します!!!
なんと、この度【温泉観光士】の資格を取得しました~~!!!!
パチパチパチパチ~~~!!!!
有給休暇を利用して、草津温泉での講義と試験を受け、見事に合格しました。
それでは、温泉観光士とは何か、そして私が講義で学んだことをお伝えしますね。
温泉観光士とは?
温泉観光士は、日本温泉地域学会が主催する民間資格です。温泉を医学的分野・光学的分野・化学的分野また観光的分野や文化学的分野など多方面で学ぶことの出来る研修とされています。
2023年の「温泉観光士養成講座」は下記の日程で行われました。
- 日程:2023年11月25日(土)9:30〜16:30・26日(日)9:30〜17:10
- 会場:東京(杏林大学井の頭キャンパス)
わたしは、草津温泉がある草津町役場で行われた養成講座を受講しました。日程は2015年9月28日〜30日の3日間。もちろん宿泊費は自己負担ですので、受講料10,000円+2泊分の宿泊費+交通費で、合計6万円近くかかりました!
温泉観光士養成講座のプログラムは?
2015年に受講した当時のプログラムと、8年経った2023年のプログラムはほぼ同じです。
温泉地学(温泉とは・湧出機構・保護と利用)
温泉化学(温泉成分・温泉分析・温泉管理)
温泉生物学(温泉微生物・レジオネラ属菌)
温泉工学(温泉掘削・集中管理・浴槽)
温泉歴史学・文化論(温泉史・温泉文化論)
温泉医学(温泉療養・入浴法・温泉と健康)
温泉経済学(資源管理・雇用と労働力)
温泉観光学(温泉地の観光発達と現状)
温泉法学(温泉法・温泉行政・温泉権)
わたしが受講したときは、1〜2日目に上記プログラムが実施され、3日目に野外学習がありました。(一番たのしみにしていた!)
野外実習
温泉学・野外実習では、実際に草津温泉の温泉街へ向かいました。
草津温泉を見守ってくれる「温泉寺」や、いつもは素通りしてしまう「光泉寺」について、専門家の解説を聞きながら歩くのは貴重だし新鮮!
「御座の湯」前の白旗源泉では、泉温・ph・成分濃度をはかったり
「地蔵の湯」では時間湯と湯もみについて学びました。
「大滝の湯」の奥にある秘密のスポット。ここでは、酸性の草津温泉をそのまま川に流してしまうと魚が生きられないので、石灰で中和させていることを学びました。
受講した感想
大好きな草津温泉での開催ということで、案内を見つけた時、「絶対に受講したい!」と思いました。しかし、私の勤め先である旅行会社は大忙しの真っただ中。繁忙期の平日3日間を休みにすることは、同僚たちに迷惑をかけてしまう…でも、もしも草津での開催がもうないとしたら、行かなかったことを後悔するかもしれない…と悩んでいました。そんな中、上司に「この日程で休みを取りたいのですが…」と相談したら「無理です」とあっさり言われました笑。
それでもやっぱり学びたい気持ちが強くて、ほぼ無理やり有給を取得して向かった草津温泉でした。この時間を無駄にしないよう、3日間毎日、1番前のど真ん中の席を確保して、むずかしい内容の講義に耳を傾け、途中睡魔との戦いもありましたが、温泉に関する知識を深める喜びが勝ちました。
「温泉」のあらゆる側面に関する専門家の講義を受けて、特に興味深かったのは「温泉観光学」の授業でした。私が旅行会社に勤めていることもありますが、温泉施設の廃業を止めるためにはどうすればよいか、また温泉を楽しむ際の観光旅行との組み合わせについて、自分だけでなく多くの人々が温泉を利用し、温泉業界が繁栄する循環を生み出す方法について学びました。この授業では、ユーザー目線だけでなく、経営者や地元の人々の視点からも考えることができました。
当日は、天気がよくて本当に幸せで幸せで草津温泉も温泉学も大好きで仕方がなくって、3日間振り返って大好きな温泉について学ぶことが出来て改めて嬉しく思いました。と同時にもっと知れば知るほどより奥深く知りたくなる…もっともっと温泉学に興味が湧きました!大好きな分野を学ぶことがこんなにも幸せなことだなんて。。わたし、いま世界一幸せです!!!!!
温泉観光士について、気になる方は「温泉観光士」「日本温泉地域学会」などで検索をしてみてくださいね。